ホームレス生活が母親に知られた。その後。
以前、内緒にしていたホームレス生活が母親に知られてしまったことについて書きました。
今日はその後の出来事を。
伝えることの大切さ
前の記事で話したが、最初は連絡先も消す、連絡はもう取らないと言われた。
僕はその瞬間から色々覚悟をした。これからは家族と会うことはないのかな、これが最後の連絡かな。とか色々めぐった。
僕は母から縁を切られる覚悟だった
僕も中途半端な気持ちでこの生活を始めたわけではなかった。もし縁を切ると言われてもそれでホームレスを辞める気はもちろんなかった。
けれど最後に僕は母への感謝や、想いを伝えなければいけないと思いあの記事を手紙のように気持ちをのせて書いた。
母は僕を応援をしてくれるようになった
そしてそれを読んだ母から連絡が返ってきた。
僕はその内容を見て、涙が止まらなかった。母は僕のことを『私の息子でよかった』と言ってくれた。
今まで伝えれなかったことを伝えられたことそれだけで十分だったのに、更に今の僕を応援してくれるようになった。
もちろん母は心配を圧し殺して応援してくれることはひしひしと伝わっていた。
その日から僕はツイッターでの発信もブログも含めて母に心配をかけないようにしなければいけない、そう決めた。
僕はホームレス小谷さんのように幸せなホームレスとして世間一般が持つホームレスへの負のイメージを払拭したいとずっと思っていた。
だからキツイ面や辛いことはSNSに書くことを控えていた、母が見ているなら尚更だ。
でもその面を伝えなければいけないと思った。それがリアルであり、実体験なのだから。
それを知ってもらった上で幸せなホームレスと呼ばれるようにならなくてはいけない。
それからはキツイこともどんどん書いていった。そうするとやはり母から連絡がくる。
そこでも僕は全部知ってもらいたい!!ということを伝えた。
身近な存在が応援をしてくれるということ
そうすると返ってきたのは『いつでも帰っておいで』というメール。
僕はとてつもない安心感に包まれた。
帰る場所がある安心感、そして家族という一番身近な存在が自分を肯定してくれることがどんなに安心感があって強くなれることか。それを知った。
これは、きっとどんな人にも必ず共通して言える。
これからチャレンジしようとしてる人にとって家族の応援は一番の大きな力に、そして原動力に変わると。
僕はその家族の応援無しに、自分で覚悟を決めて今の生活を始めた。そこにはたくさんの葛藤や悩みがあった。その経験もあってか他の人とは違う強さを僕はもっている。
家族が応援してくれる安心感からくる力ではなく、孤独であるために強くならなくてはいけないような。
けれどその覚悟や、悩み、葛藤は僕の大切な芯の部分を太く丈夫にしてくれた。そして自分でもわかるほどに強くなった。
更に家族の応援が加わったのだ。僕のメンタルは今物凄い強くなっている。
親から見れば子供はずっと子供のまま
自分がどんなに成長を実感したとしても、たとえどんなすごい仕事をしていようと、オリンピック選手になって活躍していようと、親から見た姿はずっと昔の子供のまま。自分自身は大人になっていたって、きっと親から見える姿は小さい子供のまま変わらないのだろう。
いつまで経っても心配はきっと尽きない。そして信頼することでその心配を埋めていく。
きっとそれはどんな家族にも言えるんだろうなぁ。
本当に伝えることができてよかった。
もっと挑戦をしていく
これから僕はまだまだチャレンジしていける。大切な家族であったり、大好き友人であったり、応援してくれる声がある。僕にとってそれが大きな力に繋がる。
それがあるのとないのでは大きな違いだ。
皆がいるから僕は真っ直ぐ前を向いて歩いていける。
そして皆に力を借りた分、僕は全力で助けに行く。それが僕の一つの理想の生き方。助け合いの生き方。
これからも出会いを大切にしていく。そして肯定することを大切にしていく。肯定してあげること、理解しようとすることは大きな安心感に繋がることを知っている。
人と接する時にはそれを大切にしていく。
これからもまだまだ突き抜けていきます!!!!
人生は一度きり。後悔しない道を。