ジムで強制断食に追い込まれた話
ホームレスのみやです✌
僕は主に朝と夜、
ジムにてトレーニングをしています。
昨日の朝もいつもどおり8時半からトレーニングを開始!!
最初は20分間走。
まず身体を起こすのです。
『おきろ〜。ほら、筋肉たち〜おきろ〜。』
まず1日の最初の会話は筋肉とすることが日課です。筋肉は僕の声に応えてはくれません。
...返事がない。ただの屍のようだ。
次は腹筋50回。多いのか少ないのかわかりませんが、、、とにかく辛い、、、
そんな時もやっぱり声をかけます。
『ほら、もう一踏ん張り!!俺も辛いぞ!!ほら!腹筋!!一緒に高みを目指すぞ!!!』
...返事がない。ただの屍のようだ。
とりあえず朝のトレーニングはこれで終わり。もっと追い込まないの?と聞こえてきそうですがメインはシャワーを浴びることであって、筋トレではないのです。
ここからです。数々のインパクト(衝撃)が僕を苦しめることになるのは.....
トレーニングを終えて、、、
さーて、ロッカーから着替え出してシャワー浴びよーっと
鍵を差して開けようとすると、、、
ガチッッッッッ....
ん??あれ...???
1stインパクト 鍵が開かない
あかない!!!どんなにひねっても鍵がピクリとも動かない!!!!これはパントマイムも顔負けの動かなさだ!!!!!なんてこった!!!!
焦りながらも心に多少の余裕はあった。
心の声(まぁまぁ。開くだろ、あれか、鍵の差し込みが甘かったか。もーちょい奥にさして、、、、)
さー、どやっっ!!
ガチッッッッッ....
この時、時間は9時半。
スタッフは何時に来るんだ!!!!
スタッッッッフゥゥゥゥゥ(狩野英孝感)
僕にとって今日は平和な土曜日のはずだった。
だが、思いがけない長い戦いが始まった。
ここで止まっていても仕方ない。とりあえず汗だくだし、シャワーを浴びてから考えよう。時間差でチャレンジしたら開くかもしれないしっ☆(馬鹿)
とりあえずバスタオルと着替えーっと。。
あっ........
2ndインパクト タオルがない
忘れていた!!!!そうだ!!!!!鍵が開かないことに夢中になっていた!!!!
このロッカーの中にタオルと気替えが入ってるんだ!!!!!
この時焦りはピークに達した!!!!
開け!!!(ガチッ)開け!!!(ガチッ)
だめだ、こいつ扉を開かねえつもりだ。(誰が閉めてるの感)
もうおれにはどうすることもできない。
とりあえずなんとかしてシャワーを浴びよう。
ズボンをタオル代わりに使おう。紺色だし、拭いたあと履いても濡れていることはばれないだろう。
いざシャワーを浴びる。
タオル代わりにしたズボンは濡れているものの身体はさっぱり。
よし、さっきの時間差でチャレンジすると開く原理を実行しよう。まぢワンチャンあるっしょお☆ぅちらズッ友ぉ☆
人は極限に追い込まれるほどこのような壊れた発想に至るらしい。
いっけえええええええ!!!
ガチッ....
3rdインパクト やっぱり鍵が開かない
開かねえ!!!俺なんかに開けられるはずなかったんだ!!!!ホームレスだからか!!!??家があるやつには開けられるってのか!!!!
スタッフが来るまであと15分ちょい。
待つんだ。今俺にできることは待つことだけなんだ。。
10時になり、スタッフが出勤。
すぐさま声をかける。
み『すいません、ロッカーの鍵が開かなくて困ってるんです!!』
スタッフ『どういうことでしょうか??(汗)』
(開かないんだよーう!!その反応もわかる!!俺も冷静なら全く同じ反応をしていたかもしれない!!)
み『ちょ、とりあえず開かないんです、来てください!!』
開かないロッカーを確認したスタッフさんが上司に電話を始めた。
スタッフ『かくかくしかじかで...』
スタッフ『みやさんに電話を代わってほしいそうです』
偉い人『業者を呼ばないとダメみたいですね、中に貴重品はございませんか??』
み『タオルと気替えと...あっ...財布が(震え声)』
4thインパクト 財布が使えない
やっちまった!!!タオルと気替えに夢中だったが財布も入ってるんだ!!!!!!
これは完全にオワタ\(^o^)/
今以上にこのオワタが輝ける瞬間はないだろう!!!ほらもっと使ってやるとも!!!!
オワタ\(^o^)/オワタ\(^o^)/
み『業者さんは大体いつ頃来れますか?』
偉い人『三連休なので明けの火曜日頃かと...』
5thインパクト 3日間お金が使えない
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
もう俺の身体はインパクト(衝撃)に耐えられない!!!!!
限界だ!!!この電話をここで切ってしまおうか!!!そんなことすら思わせるほどだ!!!
偉い人『とりあえずこのまま荷物を置いておくのを了承してもらえますか?』
み『はい...わかりました』
偉い人『家の鍵とかは大丈夫でしょうか...?』
み『大丈夫です( ・´ー・`)ドヤ』(ホームをレスしてるからな)
ここでドヤッても仕方がないが何か自分にプラスの要素を探さないと僕のピサの斜塔という名の心の支柱は既に傾き80度だった。崩壊寸前だ。
電話を終えるとスタッフさんが声をかけてくれた。
スタッフ『自分事になりますが、よかったらお金お貸しましょうか...???大変じゃないですか??』
女神なのか...?
一度視界に入れてるというのに冷静さを失うとここまで周りが見えなくなるものか。これは大事なことを学んだ。。
み『大丈夫です!!ありがとうございます!!』
そんなこんなで荷物を全てロッカーに預け、というより人質にとられたような感じのままジムを出ることに。
その後...
スタッフさんから連絡があり、お店に行くことになった。
どうやらロッカーの工事の件で上司と話をしてほしいとのこと。
偉い人『ロッカーの施工を行うのに負担をお客様のほうでお願いしたいんですね...』
(な!!なんやて!!!??)
み『はい...いくらぐらいなんでしょうか...?』
偉い人『大体3万ちょっとなんですが...』
6thインパクト うまい棒3000本分(税抜き)
3万!?3万!?なんて!?3万!?サンマ?(魚)
もうこちらの注意力は散漫だ...(黙れ)
偉い人『ですが...こちらを全額負担していただくのはさすがに悪いので...5000円をお願いします。残りはこちらで負担いたしますので...』
よかったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
焦ったぁぁぁぁぁこの商売上手め!!!(クズ)
そもそもそんなにかかったのか工事費、、5000円全額なんじゃないの??なんてことを思う人もいるでしょう。
しかし精神ズタボロな僕は...
み『わかりました!!』
と返事をした。
ふぅぅぅこれで解決。
Twitterで呼びかけて夜は寝床と食事を提供してもらえる場所も見つかってなんとか断食も阻止できました。
しかし5000円はイタイ出費だなぁぁぁ〜
でも記事にできたしいっか〜。
プラマイゼロだなぁぁぁぁうん。
長くなりましたが、こんな土曜を過ごしていました。
やっぱりホームレスって特別な体験だね。改めて実感させられました。
今回の教訓...
焦った時ほど冷静になろう(小並感)
です!!!!!
それではアディオス!!!!🙋
人生は一度きり。後悔しない道を。