あほくおりてぃー

想いを伝える

貧困なホームレスがお金について考えた話

こんにちはホームレスみやです。

 

今日はお金について考えた話。


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最近お金について考えることがめちゃくちゃ増えた。

 

それは自分がお金がなさ過ぎて自分一人では生活できないこと、

ぺーたーずで行っているクラウドファンディングで友達、知人、さらには一度も会ったことのない人からも支援をいただいたことから考えるようになった。

 

 

お金を稼ぐことの大変さ

働いた経験のある人はもちろん知っていると思う。お金を稼ぐことの大変さ。アルバイトであれば1時間働いて932円(東京の最低賃金

1時間てかなり長いよね、しかもそれだけの長い時間働いて932円て。まじかよ!って感じで。

 

僕の場合だと接骨院で働いて、朝早いのに夜も遅くまで働いて、休みも他に比べると少なくて。なのに給料これだけ??ってずっと思ってた。

今は良くても年を重ねたときに絶対生活できないな。とも思ってたし。

とにかくお金を稼ぐってめちゃくちゃ大変なことなんだよね。

 

僕のお金に対する価値観

これだけお金を稼ぐことの大変さを知りながら、僕はお金に対する価値観がひどかったんだ。まだ使えるのにすぐに新しいモノが欲しくなったり。

モノを大切にしていなかったわけじゃないんだけど、また買えばいっか〜て軽い気持ちでいたことには間違いない。

 

僕は専門学校に通っていたんだけど、そのお金も母親が出してくれてた。

小さい頃から母が『大学までは私が必ず行かせる、それが親の義務だから。』って言われて育ってきたんだけどね、

そんなこともあってか専門のお金を出してもらった時にも感謝はしていたんだけど、それがどれほど凄いことかって全然わかってなかった。それが当たり前ぐらいに思ってたんだ。

"そういう話を友達としてこなかったから知らなかった"とかそういう話ではなくて、僕自身の考え方がダメだったんだよね。

きっとすげー奴ってそれが当たり前じゃないことって気付いてるんだと思う。それに僕は気付けてなかった。

 

お金の大切さ、重さ

皆はお金の大切さや重さを知ってる?

さっき話した通り僕はあんな考え方だったから、ここ最近まで大切さなんて全く知らなかったんだよ。でもようやくその大切さがわかったんだ。

 

僕はお金がなくなったらその分、働けばなんとでもなるじゃんって思ってた

でもホームレスになって働けることが当たり前ではないってことを知った。

 

来年バーを開業する予定の僕は、その勉強も兼ねて飲食店でバイトをしようと思って。とあるカフェに面接に行った。無事に面接も受かったんだけど。

通帳を作らないといけなくて、それには住所が必要だった、家が必要だった。それが世の中の社会的信用の証。

 

住所も家もない僕は、泣く泣く断念した。

『ごめんなさい、諸事情で働けなくなりました...』って連絡をして。

 

そこで気付いた。働けることって当たり前じゃないんだ。まじか。って。

僕の場合は多少レアケースかもしれないけど、これから不景気になったら働くことがもっと難しくなる時代がくるかもしれないよね。

 

そう思ったらお金って貰えることが当たり前じゃないんだ、大切にしないとな。

ってそこで初めて気付いた。

 

それから僕は収入がないまま過ごしてきて、以前も話したけどご飯は欲しいものリストから送ってもらった食料で生活してる。助けられながら生活してる。

大変な思いをして働いたお金を僕に使ってくれるって普通に考えたらありえないことで、なんともいえない気持ちになるんだ。感謝しかなくて、ありがとう、ありがとうって。

 

クラウドファンディングも同じ。クラファンて最低支援額は3000円からなんだよ。3000円てそんなめちゃくちゃでかい金額を支援してくれるってホームレスの僕からすればもう奇跡だとしか思えないのね。

だから皆が支援してくれて、さらに『応援してるよ!』とか『楽しみにしてるよ!』って言ってくれると胸が熱くなって泣きそうになってしまう。そりゃあ泣くよ。だって僕からしたら本当にすごいことなんだもん。

 

きっと今僕は誰よりも1円、10円、100円て、お金の価値を知ってる。

お金の大切さ、重さを知ってる。

 

 

 

だから母親にもめちゃくちゃ感謝してるんだ、本当にありがとう。

 

 

『起業』をした父親

僕は起業ていうコトバを見るたび、聞くたびに父親を思い出す。

父親は、起業に必要な大金を親に出してもらって起業をしたんだけど、失敗をしてしまって借金も背負ってた。

借金取りがうちに来たりしたこともあったし、それが理由で離婚したんだけどね。他にも理由はあるかもしれないけどね。

 

だから僕は起業って聞くとなんかもう頭の中がぐわぁ〜ってなる。変に気負ってしまう自分がいた。

僕は絶対に親の力も借りないし、親戚にも絶対頼らないって。

 

でもその考えも変わって、

僕が今目指すべきは、めちゃくちゃ楽しくて最高に幸せな皆の居場所になれる空間を作ること。だからその為には頭を下げてでも力を借りることなんじゃないかなって。

 

力を貸してくれるなら僕はそのお金をありがたく受け取る。

 

お金だけが全てではないけど、お金だって想いのカタチの一つ。

 

ちゃんと感謝をして。必ず何かで返していく。

 

今はそう思うんだ。

 

 

最後に。お金がなかったり、皆に頼ることで気づけたことがあった。

 

 

弱い自分を許すこと、そしてさらけだすこと

僕はいまだにホームレスきついなぁ。って思うこともあるし、まだまだ弱いなぁって思うこともたくさんあるんだけど、それを自分で責めたりはしなくて。

 

いいんだ、弱くてもいいから前を向いて生きていこう

その弱さをさらけだして生きよう

 

こう思う。

弱さをさらけだすって本当に恥ずかしい。

あぁ、なんて思われるんだろうなって気にしちゃうこともあるよ。けど、そんな小さなプライドを捨てて全てさらけだして生きていこう。きっとその方が僕を理解してもらえるんじゃないか、僕にもっと心を開いてくれる人がいるんじゃないかって。

 

他の大勢の人が離れて行ってしまっても、

一人でもそんな僕の想いを理解してくれる人がいてくれれば僕は勝ちだ。

 

大勢の人よりも、応援してくれるたった一人を大切にしていくんだ。

 

だから僕は自分の弱さも認めて許すし、それもさらけだして生きていく。ガチガチに鎧を纏ってしまってはダメなんだ。素直に、そして自然体になることが大切なんだと思う。 

 

 

 こんな僕に関わってくれる皆、いつもありがとう。

応援してくれる皆、いつもありがとう。